ボタンひとつでエスプレッソが抽出される全自動マシンが主流の現代で、あえてレバー式エスプレッソマシンを選ぶ人が増えています。イタリアで生まれたこのクラシックな抽出方式の魅力をお伝えします。
レバー式マシンとは
レバー式エスプレッソマシンは、手動のレバーを引いて(または押し下げて)湯圧をかけ、エスプレッソを抽出するマシンです。1948年にイタリアのAchille Gaggia氏が発明し、現代のエスプレッソ文化の原点となりました。
2つのタイプ
スプリング式
レバーを引き上げてスプリングを圧縮し、リリースすると自動的に9気圧の圧力がかかるタイプ。Ponte Vecchioが代表的です。抽出圧力が安定しやすく、比較的扱いやすいのが特徴。
ダイレクトレバー式
レバーを押し下げる力がそのまま抽出圧力になるタイプ。La Pavoni Europiccolaが代表的。圧力のプロファイリング(変化させながらの抽出)が可能で、より高度なコントロールができます。
なぜレバー式を選ぶのか
- 圧力プロファイリング — プレインフュージョンから本抽出まで、圧力を自在にコントロール
- 静音性 — ポンプがないため、驚くほど静か
- 美しいデザイン — キッチンのインテリアとしても映える
- シンプルな構造 — 故障しにくく、長く使える
- 儀式のような抽出体験 — コーヒーを淹れる時間そのものが楽しくなる
La Pavoni vs Ponte Vecchio
| 項目 | La Pavoni Europiccola | Ponte Vecchio |
|---|---|---|
| レバータイプ | ダイレクトレバー | スプリング式 |
| 圧力コントロール | ◎ 自由度高い | ○ 安定しやすい |
| 難易度 | 中〜上級 | 初〜中級 |
| デザイン | クラシック | モダンクラシック |
| 歴史 | 1950年代〜 | フィレンツェの伝統 |



